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鈴土 知明; 林 光二; 篠原 慶邦
Journal of Nuclear Science and Technology, 30(8), p.727 - 740, 1993/08
被引用回数:6 パーセンタイル:55.97(Nuclear Science & Technology)カオス理論に基づいた炉雑音解析法を原子炉出力振動の監視および診断に応用した。我々は時系列データから測定できる特微量の一つ、情報次元に注目した。非線形系がパラメーター変動によってその漸近解が変化するとき、情報次元も変化する。一般に、情報次元の決定には相関積分の傾きが使われる。この相関積分の傾きを使うことにより出力振動がおきている実データがリミットサイクル的であると診断できた。また、この方法はパワースペクトルや減衰比のような従来の方法よりも出力振動に関して詳細な情報を与えることが判明し、その監視に応用できることが実証された。特に実時間システムへの応用を考えた場合、相関積分の傾きの計算に要する時間は問題がないことが確認された。